
新卒スタッフが語る"ノバレーゼライフ"(ウエディングプランナー編)
2020年4月に入社した新卒18期生にインタビューする本企画。2人目となる今回はウエディングプランナーのスタッフにインタビューを実施しました。
どのようにしてブライダル業界と出会い、なぜノバレーゼを選んだのか。そして現在、ウエディングプランナーという仕事に熱中している理由とは。詳しく聞くことができました。

入社後、ウエディングプランナーとして配属。現在は後輩育成にも携わる。2021年の社員総会では、全社員の代表として新卒スタッフに向けたスピーチを務めた。
人生に大きな影響を与えた部活動と恩師との出会い

―学生時代に大きく影響を受けた出来事について、教えてください。
高校時代が自分にとって大きなターニングポイントになっています。ロッククライミング・ボルダリング競技を部活動で始めました。この競技は今でも続けていて、自分にとっては大切な趣味でもあります。
―どうしてそこまでクライミング・ボルダリングに熱中してきたのですか?
幼い頃からアクティブな子どもでした。小学校や中学校では、さまざまな競技を経験してきたので、スポーツや運動は全般的に好きですね。クライミング・ボルダリングに関しては、やればやるほど結果が目に見えて出るという点が、自分の性格に合っていたのかもしれません。また、頭を使って考えるスポーツだという点も非常に魅力に感じます。
達成感が凄いんですよ。地上から数メートル離れた場所で生身の体で壁に挑み、恐怖心と闘いながら少しずつ壁を登っていく。その繰り返しの先に、思い描いていたゴールへたどり着いた瞬間の達成感は、これまで体験してきたこととは比較になりませんでした。
―部活動以外にも、何か影響を受けたものはありますか?
今でも尊敬している、高校1年時の担任でもあり、部活動の顧問でもあった先生との出会いです。生徒を楽しませたいという姿勢を普段からとても感じさせてくれる先生で、 そのマインドの強さには当時から感銘を受けていました。
生徒に対するアプローチの仕方も好きでした。 ちょっとしたことですが、全生徒のことを名字ではなく名前で呼んでいたことも印象に残っています。ほかのエピソードとしては、 先生が学校を異動することになった際、当時担任をしていた私たちクラスの生徒へ、一人ひとりに手紙と、その生徒をイメージした曲をCDにして送ってくれたんです。振り返ると、ちょっとキザな感じもしますが…。(笑) 1人の先生が私たち生徒40人のことをしっかりと見てくれている。そう実感させてもらえたことは、 非常に大きな影響を与えてくれました。一人ひとりに丁寧に接し、そして一人ひとりを笑顔にしようとしていることがとても伝わってきました。

―クライミングをしたことによって、自分に変化を感じたことは?
物事を継続する力が身についたと思います。正直、中学生までは、本気の努力をしてこなかったように感じます。ただ、高校生になってクライミングを始めてからは、『継続は力なり』という言葉もあるように、やればやるほど力がついていくことを身に染みて感じました。
また、リードクライミング(ロープクライミング)という種目では、自分以外のパートナーの存在が必要不可欠です。生身の体だけで10〜15メートルの壁を登るため、恐怖心を煽られる瞬間が多々ある命がけの競技です。その恐怖心を払拭できるのは自分自身であるのと同時に、自分の命を預けているパートナーの存在なのです。だからこそ、相手に対しての感謝、自分に関わってくれている人に対する想いは、より強く抱くようになりました。
選考辞退の選択肢も―最後の決め手は「人」だった

― 就職活動について詳しくお聞かせください。
周りの友人が就職活動を始めたことを機に、私も企業や業界を調べ始めました。大学3年生の冬の時点では、正直まだ何をやりたいのかもまったく決まっていませんでした。ナビサイトをひたすら見ている就職活動生でしたね。ゼネコン、コンサル、サービス業など、あらゆる業界の企業を調べました。そうしていくうちに、人と接する仕事への興味が深まり、サービス業界を中心に就職活動を進めたいという意志が芽生えました。
大学1年生からずっと続けていた、ボルダリング・クライミングジムのインストラクターを務めた経験も影響していたと思います。キッズプログラムを担当しているなか、生徒や保護者と接している時間が圧倒的にどんな時間よりも楽しく感じていました。そのことを思い出した時に、人と関わる仕事が自分には向いていると思うようになりました。
―どのようにブライダル業界、ノバレーゼに出会ったのでしょうか?
本当に偶然、ナビサイトで見かけたことがきっかけです。 その後、単独会社説明会に参加した際に知った、ノバレーゼの理念や想い、人を大切にする文化に惹かれて選考に進むことを決めました。会社自体に興味を持ったので、当時はどんな仕事をするのか、どんな場所で働くのかといったことはイメージしきれていませんでしたが、それらの情報はそこまで重要なことではありませんでした。
―最終的な入社の決め手は?
採用担当の先輩の存在が、入社の決め手です。当時、実はノバレーゼの選考を辞退しようと思ったタイミングがありました。別の企業から先に内定をいただいたのです。ただ、もう一度、就職活動を振り返ったときに、自分の人生のことを誰よりも真剣に考えて私と向き合ってくれたのは、ノバレーゼの採用担当の先輩でした。そんな素敵な人が働いている会社の選考を途中で諦める気にはなれず、最終的には働いている人の魅力が決め手となり、私はノバレーゼを選びました。
採用担当の先輩がかけてくれた言葉や、学生と向き合う姿勢など、ノバレーゼの選考中には心動かされる瞬間がたくさんありました。一人ひとりの学生の人生に、ここまで真剣に向き合ってくれる大人がいることに、とても憧れました。
―高校時代の先生とも印象が重なるエピソードですね。
たしかにそうですね。誰かのために、何かを一生懸命できる身近な人からたくさん影響を受けてきたのだと、改めて感じます。
コロナ禍での入社で再確認できた大切なこと

―入社当時の状況や心境について教えてください。
正直、不安でした。 実際に店舗で体を使って仕事を覚えていくような社会人生活のスタートをイメージしていたので、オンラインでの研修だけで知識とスキルをインプットできるとは思えませんでした。もちろん、世界的な情勢の影響で出社できないことは頭では理解していました。しかし、自分が思い描いていた、毎日会社に赴いてしっかり仕事を覚えていくという社会人像は、 入社して3日後にすべて崩れました。その瞬間の感情は、『不安』の一言に集約されます。ただどうしようもない、解決しようがないことにモヤモヤする日々が続きました。
―そんな時期が続いても、モチベーションを保つことができた理由は何でしょうか?
同じ志をもって入社した同期の存在は、とても心の支えになりました。また、配属先の先輩たちも私たちのことを非常に気にかけてくださったことで、これまでの学生時代と同様、自分は本当に人に恵まれていると感じさせていただけました。オンライン上ではありますが、先輩方が自分のために時間を割いてくれ、不安を感じないように気遣ってくださっていたことは、間違いなく安心感に繋がっていました。
また、オンラインの研修ではありましたが、たくさん同期と話す機会がありました。意見を交わし合い、一致団結して学びを深めることができるよう工夫をしてくださった教育研修部の先輩方には、とても感謝しています。
― 自分たちだからこそ身につけられた強みや、成長できたと感じる点はありますか?
この先のことに不安を感じているお客様と、もっとも近い感覚を持っているのは私たち2020年入社のスタッフだと思います。立場は違えども、はじめて経験する『人生の転換点』という観点においては同様の経験をしてきたからこそ、新郎新婦のおふたりの気持ちにリアルに寄り添えるという強みが、私にはあると思います。
― コロナ禍だからこそ、意識していることは?
入社1年目は、結婚式を延期するという判断に対してネガティブに捉えている自分がいました。ただ、2年目からは発想が変わっていきました。 延期になったことに対して、準備期間が増え、より良い結婚式ができるようになったとポジティブに捉えられるようになりました。その感覚をお客様にも感じていただけるように、一緒になって打ち合わせを進めていくようになっていきました。
― ノバレーゼで仕事をするなかで感じたことは?
ともに働くスタッフ、そしてチームの存在の大切さです。ウエディングプランナーだけではなくキッチンスタッフやレストランスタッフ、司会者、フローリスト、ヘアメイクスタッフなど、さまざまな人たちが関わり、繋がり合うからこそ、素敵な結婚式ができるということを身に染みて感じてきました。この仕事をしていると、人の温もりを感じられるシーンが本当にたくさんあります。
また、普段なかなか会うことができない大切な人と一緒に過ごす時間や空間は、日常の場で作ることが難しいものです。そのように考えると、結婚式は本当に特別な機会です。だからこそ、両家が集まるその場をサポートする私たちのチームも、家族同然のような存在でありたいと思っています。
― 入社して2年間で、自身の行動や価値観に変化を感じたことはありますか?
どれだけ人のために行動できるかが、私にとって非常に重要だということを再確認できました。入社して間もない頃は、自分のことだけで精いっぱいでした。あまり周りのことも見えていなかったように思います。
周囲にベクトルが向いていくと、視野も広がりますし、貢献できることや気づきも増えます。やはり、自分のためではなく人のためにどれだけできるかが、結局は自分のためになるということをとても感じています。
一歩ずつ確実に高みを目指していく

―今後のビジョンや目標を聞かせてください。
徹底的に利他的な存在でありたいです。私がそのような存在であり続けることで、お客様やスタッフが幸せを感じることができ、素敵な結婚式を生み出していけると思っています。
まだまだ未熟なところばかりですが、これまで打ち込んできたクライミングのように、一つひとつの課題をクリアしていきながら選択肢や可能性を広げていき、目指すゴールに一歩ずつ確実に近づいていきたいです。
―最後に、就職活動に取り組む学生のみなさんへメッセージをお願いします!
ぜひ、就職活動を楽しんでください! みなさんが想像しているよりも、社会人生活は楽しいです。社会人になったからこそ、自分自身が成長できていると感じる瞬間も多いです。
学生時代に大切にしていたことと、社会人になっても大切にしたいことは、変わらず同じはずです。だからこそ、過去を振り返り、自分自身のことを改めて知ることが非常に重要です。みなさんが素敵な出会いと気づきに溢れる時間を過ごされることを、心から願っています!