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CULTURE

新規事業提案制度『NOVAREVO』の魅力とは

スタッフの意志やチャレンジ精神を評価して企業がそれを後押しする、一人ひとりを応援する文化がノバレーゼにはあります。

その代表例が、新規事業提案制度『NOVAREVO(ノバレボ)』。例年、全国のスタッフから100件を超える応募がある、社内全体が盛り上がりを見せる一大イベント。今回は『ノバレボ』の事務局を務めるスタッフに、この制度についてインタビューしました。

この記事に登場するスタッフ
N.Kさん(2015年新卒入社)

入社後、ウエディングプランナーとして活躍。新人教育担当などを経験したのち、現在の経営戦略部に異動。2019年度本社部門MVPノミネート。

新規事業提案制度『ノバレボ』とは

—『ノバレボ』が誕生した経緯を教えてください。

『ノバレボ』は、会社名のノバレーゼ(NOVARESE)と、革命や変革を意味するRevolutionを組み合わせた造語です。企業理念の『Rock your life』に基づき、ノバレーゼグループのさらなる可能性を広げるための社内ベンチャーを支援する新規事業提案制度として、2009年に設けられました。

—どのような仕組みか、具体的に教えていただけますか?

ある一定の期間で応募を受け付けているのですが、職種や年次を問わずノバレーゼグループ全社員が挑戦することができます。複数名で協力して応募することも可能なため、チームを組んで挑戦するスタッフも例年多いです。

書類審査を通過した提案者は、自ら直接プレゼンテーションを行う役員審査に臨みます。審査の結果、大賞を受賞したスタッフには賞金100万円が授与され、代表取締役社長として新規事業を自ら率いていただくことになります。自らのアイデアで勝負できるイベント、それが『ノバレボ』です。

これまでの新規事業の歴史を振り返る

—どのような事業が『ノバレボ』から誕生したのですか?

2014年には、「日本初のブライダル業界に特化した法律相談サービス」の提案が準グランプリを受賞し、翌年には株式会社ブライトという子会社が新設されました。

直近の事例としては、2018年に「ブライダル業界に特化した広告代理店事業」と「パーティードレスのレンタルサービス事業」の提案が大賞を受賞し、株式会社Do株式会社アンドユーの2社が誕生しています。

当時、株式会社アンドユーの代表取締役社長に就任したのが、新卒入社5年目だった松田です。私も事務局スタッフとして会社が設立するまでの期間をサポートさせていただきましたが、「任せるといったら徹底的に任せる」という考え方が、本当にこの会社には根付いていることを感じた出来事でした。

https://novalog.jp/?p=39

「斬新でワクワク」が最優先

—近年、新たに取り組まれたことなどはありますか?

例年100件以上の提案がありますが、これまでは応募時に事業計画書を必須で提出していただく必要があったため、応募時のハードルが高いという課題もありました。比較的ブライダルに関連する事業提案も多く、まだ世のなかに無いような斬新で奇抜なアイデアも少ない状況でした。

また、これまでの『ノバレボ』では、部署単位でチームを作って共同提案をするケースが多く見られました。しかし、近年はコロナ禍の影響で複数名が同時に集まる機会を作ることが難しい状況が続きましたが、見方を変えるとこれまでと違い、1人でアイデアを考える時間は増えると考えたのです。そして、1人で『ノバレボ』に応募することになった際、おそらく事業提案書や損益計算書など難易度の高い書類作成は、応募機会の損失にも繋がってしまうと感じました。

そこで、2021年度の『ノバレボ』では、「斬新でワクワクするアイデア」を募ることを最優先に、事業計画のいらないシンプルな応募フォームに変更し、PDFやPowerPointのほか、さらには動画でのエントリーも可能にしました。自由な応募スタイルにしたのは、「熱意の伝え方は人それぞれ」だと思ったからです。形式的なものでアイデアを集めても、その人の良さが伝わりづらいと感じ、自由なスタイルにしたという背景があります。

最終審査である役員へのプレゼンでは、工夫してさまざまなスタイルで熱意を伝えるスタッフが毎年多かったので、それを一次審査の段階からも取り入れたかったという考えもありました。

―どのような変化が見られましたか?

実際に1人で応募してくれる人が例年よりも増えたので、こちらの意図は伝わったように感じています。ただ、ブライダルの枠を超えるような企画案はまだまだ少ない印象でした。この業界の概念に捉われず、もっと自由な発想で考えてもらうために、私たちができることを考えていくことが今後の課題ですね。

ノバレーゼの新たな「柱」を作りたい

—『ノバレボ』にどんなことを期待していますか?

普段の生活において、自分がワクワクすることや「楽しそうだからこんなことをやってみたい」という気持ちを発信できるチャンスは、そう多くありません。だからこそ『ノバレボ』という機会に、普段は表に出ない話題や想いが飛び交うことを期待しています。自身の提案が事業化されることも重要なゴールかもしれませんが、その過程のなかでスタッフがお互いの新たな側面を知ることができる。そんなきっかけになってほしいです。

—ご自身の、今後の夢や目標があれば教えてください。

いまの私の夢は、これからのノバレーゼの「柱」となるような事業を仲間と創り上げることです。世のため、人のためになるのであれば、その想いに向かってどこまでも突き進むことができる集団がノバレーゼであると、先輩や同期、後輩スタッフの姿を見て日々感じています。

これまでノバレーゼが培ってきた歴史や信念は継承しつつ、その良さを客観的に見つめることで、ノバレーゼならではの新たな挑戦ができると信じています。そのきっかけが、『ノバレボ』になることをとても期待しています。